カーテンの選び方|失敗しない上手なカーテン選びの3つの大事な極意

カーテンの選び方|失敗しない上手なカーテン選びの3つの大事な極意

カーテンを選ぶときは意外と悩むもの。
サイズや色合い・デザインなどをインテリアにマッチさせたいのは当然ですが、どのようにすれば違和感なく素敵なお部屋にできるかは想像力を働かせて選ぶしかありません。

でもちょっとしたコツを知ってるだけで失敗はグッと減るもの。
ここでは上手なカーテンの選び方を3つの柱から考えていきます

【1】カーテンサイズの測り方

カーテンを選ぶときにまず最初にすることは、どんなサイズのカーテンがピッタリなのかをハッキリさせること。
理想のサイズを出しておくことで、既成サイズでもどのサイズにすればいいのかが簡単に分かります。

カーテンの幅の計り方

カーテンの幅

カーテンを取り付ける窓の幅は、カーテンレールで計ります。
具体的にはカーテンレールの端にある、動かない固定されたフックの幅を計測します。

カーテンの幅の計り方

そしてそれを一応メモしておきましょう。
単位はメートルではなく「cm」です。

今度はその数字に「×1.03」と「×1.05」をそれぞれ計算します。
もっとも見栄えのいい幅は、左右に全体の長さの3~5%ぐらい出ている状態なので、「計測した数値×1.03~1.05」ではじき出された幅がもっともベストな幅になります。

【例】レールの端から端まで200cm

・200×1.03=206cm
・200×1.05=210cm

となり、「206~210cmの幅のカーテン」が理想的になります。

1枚もののカーテンならこの範囲から選べればベスト。
2枚で左右に開くなら、1枚「103~105cm」のカーテンがベスト。

ただ、オーダーメイドするカーテンなら問題はありませんが、既製品の場合ある程度サイズの規格が決まっているもの。
幅が足りなくて窓が全部隠れないというのが最悪のパターンなので、理想的な幅がなければその数字からもっとも「大きいほうで近いサイズ」を選ぶと失敗は少なくなります。

カーテンの長さの計り方

床まであるような大きな窓の場合

dantex1 / Pixabay

次に計るのは長さ(カーテンの丈)です。
床まであるような大きな窓の場合は床につかないギリギリに床からの高さがある窓(腰窓)や出窓は窓枠から少し下になるように計ります。
長さの場合も計り方はレールのフックからになります。

上の写真のような床まである大きな窓の場合は、床までの長さを計り、その数字から2cm引きます
カーテンが床についてしまうと格好が悪いので、ギリギリつかないぐらいがベストな長さになります。

床につかないなら-1cmでも見た目が変になることはありません。
ただ短すぎると変で、1~2cmが理想的です。

腰窓や出窓の場合

腰窓や出窓の場合は、逆に下に10~15cm垂らします
短いのは見た目も機能性も論外です。
「ピッタリ~少し垂れた状態」だと見た目は問題ありませんが、光や冷気・熱が簡単にお部屋に入ってきます。
総合的には下に10~15cm長い状態がベストと言えます。

カーテンの長さの計り方

【2】カーテンの色の選び方

カーテンの色

カーテンは壁の面積の大きな部分を占めるもの。
カーテンを閉めた時の存在感は相当お部屋のインテリアを左右します。

インテリアに合う合わないも大事ですし、色自体によるイメージもあるので、しっかりと熟考する必要があります。

リビングのカーテンの色

リビングのカーテンの場合、いくら自分の家と言っても完全に好みに走ると失敗の原因になってしまいます。
リビングで気をつけるポイントは次の3点です。

  1. 家族全員が落ち着く色にする
  2. 来客を考える
  3. 攻撃的な色は避ける

1.家族全員が落ち着く色にする

アースカラーのカーテン

一人暮らしならいざしらず、家族がいる場合はリビングは家族全員の憩いの場。
みんなが落ち着ける色を選択することが大事です。

言い方を変えると無難な色ということになりますが、アースカラーと呼ばれる「ベージュ系」「ブラウン系」「グリーン系」の色に囲まれると人は心が落ち着くものです。

2.来客を考える

リビングは家族だけでなくお客様をもてなす場所でもあります。
どんな趣味のお客様が来るかまで考えることはできませんが、上記のアースカラーをベースに選べば多くの人が落ち着いた雰囲気を感じることができます

3.攻撃的な色は避ける

赤いカーテン

あなたが「赤」が大好きでたとえ一人暮らしだとしても、リビングのカーテンに赤などの攻撃的な色を使うのは大きな失敗を招きます。
寝室なら個性を存分に出してもいいと思いますが、リビングは基本的に長い時間を過ごす場所と考えると、いかに落ち着くかを考える必要があります。

好きな色だからといって落ち着くとは限りません
特に原色や派手なオレンジ・黄色は好き嫌い関係なく避けたほうがいいでしょう。
淡い色や透明度のあるなら大丈夫です。

和室のカーテンの色

オレンジのアクセント

800bikuni / Pixabay

和室にかけるカーテンの色は、リビング同様落ち着いたアースカラーが基本。
畳のグリーンや木のブラウンなど、もともと落ち着いた色の多い和室なので、同系色を選べば落ち着いた安心感ある和室に

アクセントとして、明るさ抑えめのオレンジ系やエンジ系も合います。
どのみち淡い色合いを選択するのが基本で、落ち着いた和の雰囲気に派手な色がくると、派手な色は近くに大きく感じてしまうので、圧迫感が出てしまいます。

カーテン以外でアクセントカラーを入れたいなら、オレンジ系やエンジはもちろん、朱色がバッチリ合います。
ただ使う面積には気をつけてくださいね。

床・フローリングの色に合わせるのが基本

日本の住宅の多くはホワイト系の壁・天井です。
和室は砂壁などベージュ系だったりしますが、各家庭でもっとも色が違うのが床です。

床はフローリングの色も様々で、じゅうたんやラグを敷く場合も多いですよね。
面積も大きいので、床の色に合わせることがインテリアにマッチした色選びの基本になります。
壁や天井がホワイト系なら、どんな色でも合うので気にかける必要はありません。

フローリングに合わせる

薄いナチュラル系のフローリングに合わせるなら、カーテンには色味をつけると程よいアクセントになります。

オレンジ系なら暖かみのある部屋になりますし、グリーン系なら落ち着いた印象になります。
青系はナチュラル系とは相性があまり良くなく、こげ茶などの重い色合いは軽い印象のある床に対して不安定なイメージに。

どのみち派手すぎるのはNGです。
薄い色のフローリングに薄い色のカーテンでは、全体的にのっぺりしてしまうのでカーテンやソファーなどでアクセントをつけるとお部屋のバランスが良くなります。

濃いブラウン系のフローリングの場合は、重たい印象を強めすぎないのがポイント。
濃いブラウンに深いグリーンや紺色などを入れてしまうと、お部屋全体が暗くで重苦しい雰囲気に。
落ち着き感があり過ぎなイメージになってしまいます。

このようなときは黄色系のカーテンで明るさを出したり、薄いピンク系の色を入れてポップな雰囲気にするのがおすすめ。
ソファやテーブルも明るめの色が合います。

じゅうたん・ラグに合わせる

じゅうたんやラグを敷いてる場合、その色に合わせるとお部屋全体に統一感が出てテイストが同じくなり、まとまった印象のお部屋になります。
壁や天井が白系の場合はどのような色でも合うので、じゅうたん・ラグに合わせるほうがしっくりきます。

【3】カーテンをシーンで選ぶ

次はカーテンを新たに購入するシーンで考えてみます。
サイズ・色やデザインに加えシーンに最適な選び方をすると満足感が高くなります。

新築のリビングにカーテンを新調する

新築のリビングにカーテンを新調する

StockSnap / Pixabay

新築のお家のリビングと言えば、新しい家の目玉となる場所。
サイズや色・デザインはもちろん、これから始まる新しい生活が楽しくなるようなカーテンを選びたいですよね。

デザイン的には明るくて少しポップなカーテンにしたり、少し頑張ってオーダーメイドするのもいいですね。
防炎・遮光などの機能性カーテンも必要に応じて考えたいところ。

新しいお家の場合、光の感じや通行人のことなど分からないことが多いと思うので、できるだけイメージを膨らませて選ぶと失敗も減ります。

ワンルームや狭い部屋の一人暮らし

ワンルームや狭い部屋の場合、狭さを強調するような色を避けることが大事です。
特に一人暮らしの場合、あまり考えずに好きな色を選んでしまい、お部屋が圧迫感ある窮屈な感じになってしまうということも。

とりあえず基本としては白系や薄い色合いにするのがおすすめ
部屋を広く感じさせる効果があります。

ただ、壁・天井・カーテンと全て薄い色だと野暮ったい雰囲気になってしまうので、ソファやクッション・テーブル・チェストなどで色味をつけます。
ワンポイントのアクセントなら派手な赤やオレンジなども全然OKです。

西日のキツイ部屋

西日のキツイ部屋

guregure / Pixabay

窓の向きによって、西日のキツイ部屋が出てくることもあります。
日差しは歓迎でも「まぶしくて暑い西日」はちょっと微妙ですよね。

だからと言って簡単に遮光カーテンと考えてはいけません。
遮光カーテンはとても暗くなってしまうので、まぶしいから・暑いからという理由で夕方カーテンを閉めると、電気をつけなくてはいけない暗さになってしまいます。

逆に普通のカーテンなら日差しを遮っても明るさはそこまで落ちないので、バランス的にはちょうどいいと言えます。
西日の部屋のカーテン選びには次のようなことを考える必要があります。

  1. まぶしさ
  2. 暑さ
  3. 紫外線

1.まぶしさだけなら遮光カーテン

上記の通り遮光カーテンは非常に暗くなります。
西日がキツイ部屋と言っても、遮光カーテンで調節すると部屋が暗くなり電気をつける必要が出てしまいます。
日中なのに電気をつけるのがイヤという人には向いていません。

2.暑さを解消するなら遮熱カーテン

西日のイヤなところは、その暑さにありますよね。
夏に西日の当たる部屋は、地獄のような暑さになることも。

そういう時は遮熱機能の付いたレースのカーテンがおすすめ。
外から入る日差しを抑え温度上昇を抑えてくれる機能です。
レースなのでまぶしさはありますが暗くはなりません。

また、暑さ対策が目的ならガラスにコーティング剤を塗るとか、夏場は「すだれ」にするなど他の対策も合わせるのがいいですよ。

3.紫外線が強烈

西日は紫外線も強烈。
お部屋にいたとしても日焼けや紫外線によるデメリットが起きてしまいます。

夏の紫外線は仕方ないところですが、お家にいるのに日焼け止めをつけるのがイヤという人もいると思います。
また、家具やフローリング・畳なども日焼けして劣化が進んでしまいますよね。

そういう時は遮光カーテンもいいのですが、紫外線カット機能のついたレースのカーテンという選択肢もあります。
遮光カーテンの多くはドレープカーテンなのでどうしても暗くなってしまいますが、紫外線カット機能の付いたレースのカーテンならそんなこともありません。

女性の中にはとことん紫外線を浴びたくないという人もいると思います。
そういう女性には、紫外線をしっかりカットできるレースのカーテンがおすすめです。

まとめ

カーテンは「サイズ」「色・柄」をまず決めよう。
さらにシーンに合った機能を追加できれば理想。

見た目・使い勝手の両面から自分の部屋にピッタリなカーテンだと、とっても過ごしやすくなりますよ。

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【この記事を書いた人】

インテリアコーディネーター
広島知範

「インテリアコーディネーター」兼「ブログ管理人」兼「家具ショップ店長」の広島知範です。プロ目線から、しっかり管理して情報を提供しています。LINEでフォローしてくれたら、1対1トークでインテリア相談を無料で受けています!
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